平成24年工事監査報告書

東京都監査委員は、本日の平成25年第一回都議会定例会に、「平成24年工事監査報告書」を提出しました。

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(1)監査の目的
都が実施した工事について、設計や施工管理など技術面から問題点を把握し、改善を求めること

(2)監査対象
平成23年度に締結した工事請負等の契約から抽出した1,635件

(3)監査の結果
指摘事項28件、指摘金額約7,184万円

○ 深さ1.5m以上の掘削作業で、土留等の崩落防止をしなかったもの

平成23年度海の森公園整備工事(その2)において、排水設備の施工状況について見ると、深さ1.5m以上の掘削作業を行っているにもかかわらず、土木工事安全施工技術指針等に定められている土留等、切土面の崩落を防止するために必要な措置が講じられていない施工が認められた。
(工事監査報告書P.8)

○ 検査の公平を確保するため、契約事務規則により工事監督員と検査員の兼任が禁止さ れているが、庁舎改修の工事監督員が検査を行っていたもの

東京都心身障害者福祉センター(H23)改修工事において、監督員通知書及び工事検査調書について見ると、検査員は監督の職務と兼ねることができないにもかかわらず、主任監督員が完了検査を行っている。
(工事監査報告書P.8)

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