平成22年監査結果に基づき知事等が講じた措置(第2回)

監査委員は、本日の第四回都議会定例会に「平成22年監査結果に基づき知事等が講じた措置(第2回)」を報告しました。

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(1)概要

「監査結果に基づき知事等が講じた措置」は、監査委員がこれまでに行った指摘、意見・要望に基づき、知事等執行機関が実施した改善内容です。監査委員が改善通知を受け、毎年、第二回と第四回の都議会定例会に報告し、公表しています。

(2)改善状況

「監査結果に基づき知事等が講じた措置」は、監査委員がこれまでに行った指摘、意見・要望に基づき、知事等執行機関が実施した改善内容です。監査委員が改善通知を受け、毎年、第二回と第四回の都議会定例会に報告し、公表しています。

今回は、118件の通知を受けました。これにより、指摘等を行った846件のうち、既に改善されたものと合わせて723件(約85%)が改善済となりました。

今回の措置の対象となっている監査(指摘等件数846件)

平成22年 定例監査
平成21年(度) 行政監査 工事監査 財政援助団体等監査 定例監査 決算審査
平成20年(度) 行政監査 財政援助団体等監査 定例監査 決算審査
平成19年 行政監査
平成18年 行政監査
平成16年度 決算審査

今回の改善状況

措置対象 改善済み 改善中
前回まで 今回通知
A B C D=B+C A-D
846件 605件 118件 723件 123件

(3)措置内容の例

病院の職務住宅の借り上げについて

指摘の概要

病院経営本部では、研修医の職務住宅として、研修医の入居予定数を調整のうえ、民間賃貸住宅を借り上げていますが、平成21年度において、6月以降利用されていない住宅が見受けられましたので、必要のない住宅の借り上げについて、見直すよう求めました。

改善の内容

平成22年7月に見直しを行い、必要のない住宅の借上契約を解除しました。

【平成22年定例監査 病院経営本部】(P.4)

学校を挙げて滞納整理を行うべきもの

指摘の内容

都立高等学校の生徒や保護者は、学校徴収金(注1)と授業料(授業料は平成21年度まで)を支払っていますが、これらを期日までに支払えない場合、未納回数を重ね、未納金額が増えると、さらに支払が困難になります。 このため、学校は、早期に支払を促す必要があります。 そこで、経営企画室(事務室)だけでなく、担当教員からの早期の納付指導を行うよう求めました。

(注1)学校徴収金とは、副教材費・修学旅行費など、学校教育に必要な経費を校長が生徒や保護者から徴収するものです。

改善の内容

教育庁は、各都立高等学校の校長、副校長、経営企画室に対し、連絡会・文書、研修会などによって、校内で組織的に取り組むよう再度指導しました。

【平成21年行政監査 教育庁】 (P.19)

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