平成23年監査結果に基づき知事等が講じた措置(第2回)

監査委員は、本日の第四回都議会定例会に「平成23年監査結果に基づき知事等が講じた措置(第2回)」を報告しました。

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(1)概要

「監査結果に基づき知事等が講じた措置」は、監査委員がこれまでに行った指摘、意見・要望に基づき、知事等執行機関が実施した改善内容です。監査委員が改善通知を受け、毎年、第二回と第四回の都議会定例会に報告し、公表しています。

(2)改善状況

今回は、104件の改善通知を受け、対象となる監査において指摘等をした677件のうち、548件(80.9%)が改善済みとなった。

今回は、50件の通知を受けました。これにより、指摘等を行った680件のうち、既に改善されたものと合わせて607件(約89%)が改善済となりました。

今回の措置の対象となっている監査(指摘等件数846件)

平成22年(度) 決算審査 行政監査 財政援助団体等監査 定例監査
平成21年 行政監査 工事監査 財政援助団体等監査 定例監査
平成20年(度) 決算審査 財政援助団体等監査 定例監査
平成16年度 決算審査

今回の改善状況

措置対象 改善済み 改善中
前回まで 今回通知
A B C D=B+C A-D
680件 557件 50件 607件 73件

(3)措置内容の例

教育相談体制を構築しました。

平成22年行政監査 No.6(P.20)

指摘の概要

学校における転・退学の防止には、問題を抱える生徒に対し、組織的に現状を把握し、指導するなど、教育相談体制を整え、効果的に機能させることが重要ですが、橘高等学校では、年間で51人の転・退学者が発生しているのに、教育相談を十分に行える体制を整えていませんでした。

改善の内容

学校は、教育相談委員会を設け、スクールカウンセラーと連携して生徒・保護者を支援する体制をとるなど、教育相談体制を構築し、転・退学者数は約8割減少しています。
【平成21年行政監査】教育庁(P.18)

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