令和6年定例監査報告書の提出について
監査委員は、第三回都議会定例会に「令和6年定例監査報告書」を提出しました。
報告書には、令和6年定例監査及び令和5年度東京都財務諸表の監査の概要と結果を記載しています。 報告書の概要は次のとおりです。
1 定例監査
(1)監査の概要
ア 監査の目的
地方自治法第199条第1項、第2項、第4項及び第7項の規定により、都の財務に関する事務の執行、経営に係る事業の管理及び事務の執行が、適正・適切に行われているかについて、東京都監査委員監査基準(令和2年東京都監査委員告示第2号)に準拠して監査を実施した。
イ 監査の対象
令和5年度における都の事務及び事業の全般
ウ 監査期間
令和6年1月5日から令和6年9月5日まで
エ 監査実施状況
全30局(本庁の全ての部及び事業所の約4割)、財政援助団体4団体
(2)監査の結果
ア 指摘件数
15局に対し、63件の指摘等を行った。
イ 主な指摘事例
(ア)消防用設備点検において、適切な仕様書を作成していない、適正な報告書を作成していない、速やかな改修が行われていない事例が認められた。(報告書P.5)
(イ)石綿分析調査において必要な資格要件を仕様書で定めていない事例が認められた。(報告書P.6)
(ウ)東京都債権管理マニュアルの定めに従っていないなど、看護師等修学資金の貸与
に係る債権管理が適正に行われていない事例が認められた。(報告書P.7)
2 財務諸表監査
令和5年度東京都財務諸表が東京都会計基準に準拠しているかを検証し、監査の対象とした財務諸表については、監査を実施した範囲において、重要な点において東京都会計基準に準拠して作成されているものと認められる。
記事ID:036-001-20241016-009132