令和2年定例監査報告書の提出について

監査委員は、第一回都議会定例会に「令和2年定例監査報告書」を提出しました。

報告書には、令和2年定例監査及び令和元年度東京都財務諸表の監査の概要と結果を記載しています。 報告書の概要は次のとおりです。

1 定例監査

(1)監査の概要

ア 監査の目的
地方自治法第199条第1項、第2項、第4項及び第7項の規定により、都の財務に関する事務の執行、経営に係る事業の管理及び事務の執行が、適正・適切に行われているかについて、東京都監査委員監査基準(令和2年東京都監査委員告示第2号)に準拠して監査を実施した。

イ 監査の対象
令和元年度における都の事務及び事業の全般

ウ 監査期間
令和2年1月7日(火)から令和3年1月28日(木)まで

エ 監査実施状況
全30局(本庁の部約9割及び事業所の約4割)、財政援助団体4団体

(2)監査の結果

ア 指摘件数
19局に対し、76件の指摘等を行った。

イ 主な指摘事例
(ア)都営地下鉄駅構内の防災設備について、定期点検で繰り返し不具合があり、安全
性に問題があると指摘されているにもかかわらず、修繕等の対応を行っていない
もの【財産管理】 (報告書P.8、128)
(イ)水道の維持補修等に係る緊急工事について、緊急工事の必要性が不明確である、
又は認められないもの【契約(単価契約)等】
(報告書P.5、26、135~141)

2 財務諸表監査

令和元年度東京都財務諸表が東京都会計基準に準拠しているかを検証し、監査の対象とした財務諸表については、監査を実施した範囲において、東京都会計基準に準拠して作成されていると認められる。

記事ID:036-001-20240722-002626