平成16年度公営企業各会計決算審査意見書
監査委員は、第三回都議会定例会に知事から提出された平成16年度東京都公営企業各会計決算について、地方公営企業法の規定により審査し、意見を付しています。
審査の概要
知事からの審査依頼に基づき、公営企業11会計について、審査を行いました。
審査では、各事業の決算諸表が経営成績及び財政状態を適正に表示しているかを検証するため、決算諸表、総勘定元帳その他の帳簿及び証拠書類の照合等を行うとともに、関係部局から決算についての説明を聴取するなどの方法により審査を実施しました。
また、各事業の経営状況を把握するため計数の分析を行うとともに、経済性の発揮及び公共性の確保の観点から事業運営が適切に行われているかを検証しました。
審査の結果
審査に付された決算諸表は、会計処理の誤り11件を除き、各会計の経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認められました。
決算諸表にかかる指摘事項(要旨)
1 施設整備費で支出すべきもの
水道局は、配水小管新設工事(墨田区墨田四丁目55番地先から56番地先間)を施工し、設備補修費(収益的支出)で支出しているが、区道敷の103.5mに布設した部分(工事費約1,100万円)については、新たに布設したものであることから、施設整備費(資本的支出)として支出すべきである。
(PDF 633KB)
2 固定資産の減価償却を適正に行うべきもの
東京都臨海地域開発事業財務規則93条第1項によれば、固定資産の減価償却は、当該資産を事業の用に供した日の属する月から月割り計算で行うものとしている。しかし、改良工事等により取得し事業の用に供した固定資産(芝浦内貿1号上屋[平成16年度増加分:約612万円]など)については、月割り計算で減価償却を行っていない。
港湾局は、固定資産の減価償却を適正に行われたい。
(PDF 333KB)
平成16年度東京都公営企業各会計決算審査意見書
1 | 病院経営本部 | |
2 | 中央卸売市場 | |
3 | 都市整備局 | |
4 | 港湾局 | |
5 | 港湾局 | |
6 | 交通局 | |
7 | 交通局 | |
8 | 交通局 | |
9 | 水道局 | |
10 | 水道局 | |
11 | 下水道局 |
記事ID:036-001-20240722-002729