平成17年度公営企業各会計決算審査意見書
監査委員は、第三回都議会定例会に知事から提出された平成17年度東京都公営企業各会計決算について、地方公営企業法の規定により審査し、意見を付しています。
審査の概要
知事からの審査依頼に基づき、公営企業11会計について、審査を行いました。
審査では、各事業の決算諸表が経営成績及び財政状態を適正に表示しているかを検証するため、決算諸表、総勘定元帳その他の帳簿及び証拠書類の照合等を行うとともに、関係部局から決算についての説明を聴取するなどの方法により審査を実施しました。
また、各事業の経営状況を把握するため計数の分析を行うとともに、経済性の発揮及び公共性の確保の観点から事業運営が適切に行われているかを検証しました。
審査の結果
審査に付された決算諸表は、会計処理の誤り6件を除き、各会計の経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認められました。
また、事業運営について、意見・要望2件を付しています。
主な意見・要望(事業運営に関するもの)
貯蔵品の管理について検討すべきもの【意見・要望】
都営地下鉄の貯蔵品(※)の管理状況を見たところ、以下の問題点が認められた。
ア 購入し貯蔵品として倉庫に入庫して以来、2年(一部の品目は30年以上)を経過しても払出しが行われていないものがある。
イ 貯蔵品として扱われているが、受払い頻度が高いもの(パッキン等)、一般的な物品で発注が簡単なため貯蔵する必要がないもの(蛍光灯等)など、決算品(※)として管理する方が合理的であると判断されるものがある。
※貯蔵品は払い出された時点で費用計上されるが、決算品は購入時に費用計上される。
高速電車事業会計(交通局)意見書本文 P.3
平成17年度東京都公営企業各会計決算審査意見書
1 | 病院経営本部 | |
2 | 中央卸売市場 | |
3 | 都市整備局 | |
4 | 港湾局 | |
5 | 港湾局 | |
6 | 交通局 | |
7 | 交通局 | |
8 | 交通局 | |
9 | 水道局 | |
10 | 水道局 | |
11 | 下水道局 |
記事ID:036-001-20240722-002730