平成13年度工事監査報告書
東京都監査委員は、本日の平成14年第二回都議会定例会に、「平成13年度工事監査報告書」を提出しました。
監査の概要
工事監査は、都が実施している工事等を技術的な観点からチェックするものです。
平成13年度は、総務局ほか17局及び島しょ関係部所(八丈支庁)の工事等14,649件(約1兆6,105億円)を対象に2,216件(約6,584億円)を抽出して監査を行いました。
平成13年度工事監査における指摘は、設計・施工あわせて8件、また意見・要望は4件です。
主な指摘事例
(1)設計
圧力タンク給水装置の設計に当たり留意すべきもの
都営住宅11H-003・803南(多摩ニュータウン17住区Aブロック)給水衛生設備工事における圧力タンク給水装置の設計において、給水ポンプの揚程計算を誤っており、必要な給水圧力を確保できない。
( 住宅局 p.5 )
(2)施工
照明器具の仕様変更に伴う措置を適切に行うべきもの
救急外来改修電気設備工事(Ⅱ期工事)において、照明器具の仕様変更に伴う契約変更手続がなされておらず、しゅん工図も現場と合致した図面となっていない。
( 衛生局 p.8 )
意見・要望事項の主な内容
水中ポンプの設計に当たり留意すべきもの
道路施設整備工事(4-1)熊野町排水場ポンプその他改修において、発注仕様に合わせた特注品として見積価格を基に水中ポンプの単価を設定しているが、汎用品として同等機能を有するポンプを低価格で製造している会社があることから、機器の選定を行う場合、汎用品も対象に検討されたい。
( 建設局 p.9 )
記事ID:036-001-20240722-002630