平成25年工事監査報告書

東京都監査委員は、本日の平成26年第一回都議会定例会に、「平成25年工事監査報告書」を提出しました。

「平成25年工事監査報告書」全文へ(PDF345KB)

(1)監査の目的
都が実施した工事について設計や施工管理など技術面から問題点を把握し 改善を求めること

(2)監査対象
平成24年度に締結した工事請負等の契約から抽出した1,650件

(3)監査の結果
指摘事項25件、指摘金額約3,101万円

○ 道路標識を設置する高所作業の際に作業員の転落防止措置をしていなかったもの(工事監査報告書P.8)

大型標識の設置についてみると、標識板等の取付を高所作業車により行っているが、その際、転落防止措置である安全帯の使用が認められなかった。 このことは、労働安全衛生規則の規定に反しており、危険な作業である。

○ スクラップの搬出車両総重量が道路法の制限値を超えているのに通行許可を取得しな かったもの(工事監査報告書P.8)

本工事のスクラップ売却に伴う搬出状況について見ると、一部の搬出車両総重量が一般制限値を超過しているが、道路法第47条の2及び東京都土木工事標準仕様書に規定された必要となる通行許可を取得していない。

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