令和2年工事監査報告書

東京都監査委員は、令和3年第一回都議会定例会に、「令和2年工事監査報告書」を提出しました。

(1)監査の目的
都が実施した工事等が、計画、設計、積算、施工等の各段階において、主として技術面等から適正に行われているかについて、東京都監査委員監査基準(令和2年東京都監査委員告示第2号)に準拠して監査を実施した。

(2)監査対象
令和元年度に締結した工事請負等の契約から抽出した1,223件

(3)監査の結果
指摘事項等25件、指摘金額約5,723万円

(4)主な指摘事例
ア 海上公園内のだれでもトイレの入口部分において、基準で定められた水平面を設けていない設計となっていたもの(報告書P.7、26)
イ 特殊人孔の設置設計において、開口部周辺の補強鉄筋が不足しており、地震に対する安全性が確保されていなかったもの(報告書P.8、36)

記事ID:036-001-20240722-002651