平成２２年度各会計歳入歳出決算審査

監査委員は、第三回都議会定例会に知事から提出された平成２２年度各会計歳入歳出決算について、地方自治法の規定により審査し、意見を付しました。

１ 審査の概要

知事から提出された一般会計及び特別会計の歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書について審査しました。

審査に当たっては、

（１）決算計数は、正確であるか
（２）予算執行は、適正かつ効率的になされているか
（３）資金は適正に管理され、効率的に運用されているか
（４）財産の取得、管理、処分は、適正に処理されているか

などに主眼を置き、決算書等及び証拠書類の照合等を行うとともに、関係部局から決算についての説明を聴取するなどの方法により審査を実施しました。

２ 審査の結果

決算計数について

会計処理の一部について、是正・改善を要する事項が認められました。

「財産に関する調書」の一部に、次のとおり誤りが認められました。

土地
過大に登載されているもの	１局	３件	３９３．５５平方メートル
登載漏れとなっているもの	１局	５件	７，３９０．６２平方メートル
建物
過大に登載されているもの	４局	１０件	２，０５２．９２平方メートル
登載漏れとなっているもの	２局	９件	６１８．９１平方メートル
山林（立木推定蓄積量）
登載漏れとなっているもの	１局	１件	２１，１０５．００立方メートル
有価証券
過大に登載されているもの	１局	１件	６０，０００，０００円
出資による権利
過大に登載されているもの	１局	１件	２，９５８，９０４円
物品
過大に登載されているもの	３局		１７点
登載漏れとなっているもの	２局		１３点
債権
過大に計上されているもの	１局	２件	４１，３１０，５６０円